葬儀のお布施の相場はどのくらい？喪主をした人に実際に聞いてみた

葬儀のお布施はどのくらいかを聞ける環境だった

私が喪主を務めたわけですが、はじめての事なのでほとんど分からずお坊さん、つまり僧侶のアドバイスを受けながら行いました。

通常、僧侶から直接聞くのは気兼ねしてしまうと思いますが、私の父の実家が寺院だということもあり、気兼ねせずに聞くことができました。

しかし、いくら親戚が寺院だとしても仏事には「安価にする」ということはまったくありません。

それにより、私の経験から書かせて頂きます。

お布施の相場はどのくらい？実際にいくらかかった？

お布施の内訳1：戒名代

まず、はじめは基本的に仏式なので、戒名をつけなくてはいけません。

これが皆さん一番気になるところではないかと思います。

位によって、格段の金額の差が出てくるのです。

宗派によって異なるとはおもいますが、宗派は「浄土宗」「浄土真宗」「曹洞宗」「天台宗」「日蓮宗」「真言宗」などがあげられます。

我が家は「真言宗」でした。

父が寺院の子供であったため、一般的に男でしたら「信士」「居士」「院信士」「院居士」などがあり、その中でもっとも高い「院居士」をつけました。

つまり「〇〇院〇〇〇〇居士」というものです。

これは、勝手に自分たちがつけられるのではなく、僧侶様が亡くなった方の生前の思いを込めて付けてくださいます。

ちなみに全国的な金額の相場は100万円位なのですが、こちらの地域性もあり60万円でした。

これも僧侶に支払うお布施の一部となります。

お布施の内訳2：お経料

戒名の他に、お経料があります。

お経料は、20万円でした。

これを合わせた額がお布施となります。

しかし、葬儀の行い方によって、お布施の金額も変わってきます。

葬儀の時、僧侶が何人もいる光景を見たことはありませんか？

これは「伴僧」といい、基本的に違う寺院から、同じ宗派の僧侶様を呼んで行うやり方です。

その場合は、伴僧1人当たり数万円、または数十万円のお布施が必要となります。

大きな葬式になってくるにつれて、人数が多くなるのが普通です。

それから、葬儀がおわり、その後の供養として亡くなった日をいれて7日ごとに僧侶様がいらっしゃいます。

そして49日の法要を行い、100日で一応の習わしは終わります。

我が家の場合は

で、それをトータルした金額80万円がお布施となりました。

49日までの費用は、それぞれの家庭で違うと思います。

また、葬儀のやり方でお布施も変わってきます。

近年は、核家族化、少子化などで家族葬や葬儀を行わない例が多くなってきました。

たしかにマニュアルどおりのお葬式を行えば、多々のお金がかかります。

しかしある程度、昔から行われている儀式は必要であると私は考えています。

お布施の相場や実際にかかった金額のまとめ

以上がTさんから伺った、お布施にかかる相場や、実際にかかった金額でした。

地域にもよると思いますが、形式を重んじたお葬式を行うには、それなりの金額がかかることがわかりました。

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